釜座夷川下ル こぬか薬師
いつもの道にあって、気がつかぬものもある。
いつもの、米屋に、米を買いに行く道すがらである。
「薬師院」通称「こぬか薬師」。
鎌倉時代、疫病が大流行したとき、
住職の夢枕に本尊の薬師如来がたたれ、
「一切の病苦を取り除こう。来ぬか、来ぬか」と告げられたのだそうだ。
由緒あるお寺さんだった。
「米ぬか」でも、「こぬか雨降る御堂筋」でもなく、
「来ぬか薬師」である。
偏屈の病を治していただきに再訪せねばならぬかもしれぬ。
おっしゃる通りである。
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