御所の小道-掟は守られているか
京都御苑には御所があり、
公家の屋敷跡があり、ビックリ仰天「きのこ」の楽園がありと
ご存知の方は
うんちくの風呂敷を広げに広げられるのであろうが、
その中に「御所の小道」なるものがある。
要はいつの間にかできた、自転車の轍の上を
砂利で滑らぬように、また、自転車が通る。
そして出来た自転車道である。
御苑を網羅するこの小道には掟がある。
男は女性に、若い者は年寄りに、
歩行者は自転車に-道を譲るであったはずだ。
小さな頃から、そう教えられてきたのだが、
御上が近頃ブツブツとモンクを言うことがある。
譲り一方の弱気な私には分からぬが、掟は守られているのであろうか。
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釜座夷川下ル こぬか薬師
いつもの道にあって、気がつかぬものもある。
いつもの、米屋に、米を買いに行く道すがらである。
「薬師院」通称「こぬか薬師」。
鎌倉時代、疫病が大流行したとき、
住職の夢枕に本尊の薬師如来がたたれ、
「一切の病苦を取り除こう。来ぬか、来ぬか」と告げられたのだそうだ。
由緒あるお寺さんだった。
「米ぬか」でも、「こぬか雨降る御堂筋」でもなく、
「来ぬか薬師」である。
偏屈の病を治していただきに再訪せねばならぬかもしれぬ。
おっしゃる通りである。
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京都市立動物園 空振りの月曜日
こちらの都合にかかわらず、
社会にはルールがあることを
こんなことで、思い知らされるわけだ。
かわいい顔をしても許してはくれないか。
京都市立動物園の土産屋のキリンでもデジカメって
ささやかな達成感を得ることにする。
問題は
月曜休館を失念していたと言うより、曜日感覚をなくしつつある
すきだらけの日常にある。